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NUU レコーディング日記

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アルバム『縫う』(唄編)

記録スタッフがお届けするNUU『縫う』レコーディング日記。
レコーディング風景をちょっとずつ皆さんにお送りしております!

5月23日@下北沢

それまで、あまりまとまった話をきいていなかったNUUに、曲についてちょっとだけ、聞いてみました。あたりまえだけれど、言葉で説明してもうらより、彼女の唄をきくのが一番はやくて、NUUの気持ちは全部”唄”の中につまっているんだなあ〜。と再認識するインタビューとなりました。


「」内がNUUの発言です。



小鳥とさるすべり

「外の世界が教えてくれるんだよな〜、と思って。お天気ひとつとっても、私たちは天気予報とかを頼りにしてしまうけれど、外をよーくみると、小鳥が鳴いてたり、色んなサインがあって、色んな事を教えてくれてるんだよなあ〜。という気持ちです」

家族になろう

「これはアルバム全体に共通してることなんだけど”幸せ”って、それほど特別にキラキラした出来事じゃなくて、毎日の中のことなんだよな〜、という唄です。好きな人がそばにいるっていうだけで、それだけで、もうこんなに幸せだ!という…そのまんまですね(笑)」

あけび

「つるっと。最初から最後まで、つるっと出てきました。風景が一連の物語となって」

と言って唄を最初から最後まで唄ってくれました…。そのままでした。
ある意味、即興に近い唄のようです。即興の唄に関して”この唄はどうですか?”と聞くと、NUUの返事はかなりしどろもどろになります。きっと、本当に つるっ と出てきたのでしょう…。

愛する人が、自分のところへ訪れてくれる日を、静かに待つ女性の気持ちを唄ったこの曲。
携帯もメールもない時代。”人を待つ”というのは今とは違う時間の流れ方をしていたのだろうな、感じさせてくれる一曲です。

いつもの道

この唄も「つるっと」系。「はじめから終わりまで全部繋がってでてきた」そうです。
「ちょっとジャズっぽい感じなので、唄うと”こういう雰囲気の曲も唄えるんだね〜”って言われたりしますね」

やけど

「唄を作ったばっかりの頃よりも、今のほうが歌詞がしっくりくる。今になって”なんでこんな歌詞が出てきたんだろう?”って思うくらいです」と言う。

そして、NUUと話をするうちに、「いつもの道」と「やけど」は、どちらも人生のすごく大切な瞬間を唄っているよね、という結論になる。付き合っている人がいるというシチュエーションで、
片方の曲では、別れる事を決める。
もう一方の曲では、別れないで、手を離さずにゆっくりいこう、と決める。

どっちも大切なのだ。
別れるときが来た時に、ちゃんとお別れすること。
添い遂げるべき人と、じっくり向き合ってゆくこと。

この両方があるから、人間はずっと続いてきて、今、私たちがいる。
2曲、両方があって、はじめて両方の大切さがわかる。

スープ食べよう

「これも、唄い慣れてなくて、唄入れがんばった曲です!家族と囲む食卓。これも毎日のことだし、どんどん過ぎて行ってしまうけど、とてもかけがえのない、大事な時間だな。ご飯を家族と食べよう!という唄です」

小春

「小春ちゃん1歳のお誕生日の時に、ただいるだけで幸せなんだ。と思えたのが、そのまま唄になってて。人は、人に愛されている時間があるんだって、気がついて。小春ちゃんがこれからどんな風に成長していくか、楽しみです」

うためうた

「ある意味、私の手を離れた…というと、誤解されそうなんですが、レコーディングで唄っている間はもう、空っぽでした。私の体が楽器みたいで。いい音が出るように、唄う時の体の位置を整えたりしただけで、気持ちとか、もうずっと遠くにいっていました。すごい唄です」

空にわたし

「歌詞が今の形になるまでに、けっこう時間がかかって。全然違うテーマだった頃もあったんですよ。でも、色々あって最後に残ったのが”生まれて死ぬまで、私たちは空の下なんだな”ということだった。屋根があっても、傘があっても、服をきても、寝てても、私たちは、空の下なんだ、という唄。だから”空とわたし”じゃなくて、”空にわたし”なんです」

せっけん
「ホントに、せっけんです(笑)。お風呂でせっけんを手にのせてたら、なんか、出てきました。”ああ、私はきれいになるけど、使うとどんどんうすっぺらになっちゃうな〜”と思って。そう考えたら、”そういえば、そういうカップルって、いるよなあ〜”って思いついて。女の子はどんどんキレイになるのに、男の子がつかれちゃってげっそりしてるの…。早く別れたほうがいいよ〜、ってまわりが言いたくなっちゃうような…」

すっぽんぽん
「これも、唄うの難しかったです。これからライブで唄ったりすれば、唄い方も変わってくるかもしれない。言葉がとにかくすごくて。ホントに、声に出して朗読してみると、全然違う力強い雰囲気になるんですよ。それにこんなポップな曲をつけるなんて、俊太郎さんも、賢作さんも、すごい才能。すごい親子。唄えて、嬉しいです」

という感じでした。

でも、曲はそれぞれ、唄った人が考えているのとおなじくらい、
聞いた人それぞれに感じる事が違うはずで、
こういう風に聞いて、とかではありません。

この情報があってもなくても、
曲をたっぷり聞いて、
皆さんそれぞれが
それぞれの形で
大切に育ててくれたら
このアルバムは幸せだな。
と思います。



* 『縫う』発売記念&NUUの生まれた日ライブ &  
   ライブツアー チケット予約受付中! *

■ NUU『縫う』アルバム発売!そして『うまれた日』ワンマンライブ

■ 2007年6月17日(日)
■出演 NUU(うた)、笹子重治(ギター)、夏秋文彦(ピアノ)
    黒川紗恵子(クラリネット)、渡辺亮(パーカッション)、高井亮士(ウッドベース)
■会場 草月ホール http://www.sogetsu.or.jp/hall/index.htm 
   東京都港区赤坂7-2-21 草月会館内
■時間 開場16:00/開演17:00
■料金 中学生以上 前売3,700円/当日4,000円(整理No.付)
   小学生以下 前売1,800円/当日2,000円(整理No.付)
   *2才以下無料
【チケット扱い】
★ネット予約&販売 
 前売チケットご希望の方は、「にじいと」までメールにて、
件名「6/17草月ホール予約」、1.お名前、2.希望枚数、3.ご住所、4.連絡可能な電話番号、5.返信用メールアドレス、以上をお書き添えの上、下記メールアドレスからお申し込みください。追って、代金のお支払い方法等をメールにてお知らせいたします。
にじいとレーベル nuu-info@nuu-nuu.com

※日にちが迫ってきましたので、当日精算でのご予約を受付けます。
下記メールでご予約後、当日受付けにて代金をお支払いください。
なお、ご入場は前売チケットを事前にご購入された方の後となりますので、多少お待ちいただくかもしれませんが、どうぞご了承ください。

■チケットぴあ http://pia.jp/t(16日まで発売!)
 TEL0570-02-9999(Pコード:258-162)

その他、大阪、名古屋、奄美大島、喜界島、沖縄、浜松、尾道、広島、松山、岡山、金沢など各地をまわる『縫う』発売記念ライブツアーも予定しています!

ライブの詳細、ご予約は「NUUオフィシャルHP」からどうぞ。
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by recdiary | 2007-06-13 11:24

アルバム『縫う』(文字編)

記録スタッフがお届けするNUU『縫う』レコーディング日記。
レコーディング風景をちょっとずつ皆さんにお送りしております!

ついに発売されました!NUU5枚目のアルバム『縫う』。
すでにお手元に届きましたでしょうか。

もう、お手元に届いた!という前提でお話をさせて頂きますよ。
まだの方は急いで買いに行ってください!!

さて、「リリースされるまでは写真載せないでくださいね」とNUUから言われていた、ジャケット内部。ものすごくいいんですよ〜。これについて触れたかった!ずっと!!

とにかく、文字。
これは過去のアルバム『唄波』、『あかり』と同様に、NUU直筆です。
これが、いい!!素晴らしい!!

この「文字」を書く作業。どうやらかなり…ハードだった模様です。
実際に現場にいなかったので、詳細はわかりませんが、曲ごとにレイアウトを考え、文字の大きさや、向きを考える。そして、かかわった人達の名前をできる限り載せる。失敗して、書き直し…、なんていう事もあったようです。

でも、仕上がりを見ると、本当に美しい。日本語ってすごいなあ。って思います。
ひらがな と 漢字 と カタカナ があって、たて書き と よこ書き があって、それぞれに、違う雰囲気が出る。

これって、本当にすごい事。

唄で聞いているだけじゃなくて、
絵本のように、声に出して読んでみると違う印象がでてくるはず。味わいがあります。

また谷川俊太郎さんの作詞の「すっぽんぽん」も、唄とは違った”言葉のちから”が満ちています。ぜひ一度、NUUの文字を目で追いながら、声に出して読んでみてほしいです。

写真一つ一つも、NUUのこだわりがつまっています。

そして、そのNUUのこだわりにとことん答えた
デザイナー岡崎さん!

表側だけでなく、ジャケット裏面も
「『縫う』だから、ちゃんと縫い目になるように、縫い目らしく見えるようにちょっと工夫したよ」
とのこと。とにかく、細かいところまで気持ちが行き渡っている匠の技。

そして、ジャケット表面のしずく、ふたつぶ。これは岡崎さんが
「NUUは雨女だから…」
というアイディアでした。

すばらしいです。

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* 『縫う』発売記念&NUUの生まれた日ライブ &  
   ライブツアー チケット予約受付中! *

ライブ会場は、いつだって一期一会。
その日のお客さんと一緒に唄うのは、
その日だけです。

2007年、誕生日のNUUを自分の目で、耳で。楽しんでください!

■ NUU『縫う』アルバム発売!そして『うまれた日』ワンマンライブ

■ 2007年6月17日(日)
■出演 NUU(うた)、笹子重治(ギター)、夏秋文彦(ピアノ)
    黒川紗恵子(クラリネット)、渡辺亮(パーカッション)、高井亮士(ウッドベース)
■会場 草月ホール http://www.sogetsu.or.jp/hall/index.htm 
   東京都港区赤坂7-2-21 草月会館内
■時間 開場16:00/開演17:00
■料金 中学生以上 前売3,700円/当日4,000円(整理No.付)
   小学生以下 前売1,800円/当日2,000円(整理No.付)
   *2才以下無料
【チケット扱い】
★ネット予約&販売 
 前売チケットご希望の方は、「にじいと」までメールにて、
件名「6/17草月ホール予約」、1.お名前、2.希望枚数、3.ご住所、4.連絡可能な電話番号、5.返信用メールアドレス、以上をお書き添えの上、下記メールアドレスからお申し込みください。追って、代金のお支払い方法等をメールにてお知らせいたします。
にじいとレーベル nuu-info@nuu-nuu.com
■チケットぴあ http://pia.jp/t(16日まで発売!)
 TEL0570-02-9999(Pコード:258-162)

その他、大阪、名古屋、奄美大島、喜界島、沖縄、浜松、尾道、広島、松山、岡山、金沢など各地をまわる『縫う』発売記念ライブツアーも予定しています!

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by recdiary | 2007-06-12 10:15

笹子さんに聞く、NUU『縫う』

記録スタッフがお届けするNUU『縫う』レコーディング日記。
レコーディング風景をちょっとずつ皆さんにお送りしております!

今回は、アルバム『縫う』で、NUUと共にプロデューサーとして名を連ねる笹子さんに、
NUUについて、聞いてみました。

笹子さんは、静と動でいうなら「静」の人。
あまり余計なことはしゃべらないタイプ。レコーディング全体を通しても、ミュージシャンの方やNUUに対して、強い口調で指示を出す、という事はありませんでした。そんな笹子さんの心の中をちょっとだけ、探ってみました…。

☆前作『あかり』に続いて、2回目のプロデュース。前回をふまえて”今回はこうしよう”と思ったことはありますか?

ー自分の役割は、アルバムを制作する上で必要な”土壌”をNUUの為に用意することだと思ったんです。音楽の表現の部分に関しては、彼女には明快なビジョンがあるから、それを形にするのにやりやすい場所を提供すること、というか。ミュージシャンとしてレコーディングという現場自体は、自分のほうがベテランだし色々サポートできる。けれど表現上の”ポップ”な部分は僕の専門外なので…。そこはきっとNUUが自分でやるだろう、と完全にまかせました。

☆今回のアルバムで、笹子さんも「予想外」の仕上がりだった曲は?

ーどれもよかったけれど「スープ食べよう」ですかね。。センチメンタル・シティ・ロマンスにアレンジを頼もう、というアイディアを出したのは僕で、コーラスに原田郁子さんとハナレグミさんを入れよう、と言ったのはNUUで、お互いに持っているいいモノを出しあって想像以上にいい曲に仕上がった。という感じだった。
 あと、夏秋さん、すごいな〜。と。アレンジが秀逸だった。僕もいつかアレンジをお願いしたいです。

☆NUUってどんな人でしょう?その魅力とは。

ーアルバム通して聞いてみると、改めて「いい曲かくな〜」と思いましたね。”歌手”というよりももっともっと広い意味での表現者だと思っています。アーティストですよね。しかも、素晴らしいフレーズをわかりやすいメロディーで表現できる。例えば、「せっけん せっけん あなたは せっけん わたしは きれいに あなたは やせてく」というフレーズが、すぐに覚えられるようなメロディーにのって生まれてくる。これこそ才能だと思います。やろうと思ってできることじゃない。そういう、生活の中で起こる小さなことを唄にできる。これからもどんどん自由に唄っていったらいいと思いますね。


*****

お話を伺っている間、笹子さんは、何度も「自分は自分がやれる事をやるだけなんで…」とおっしゃっていた。

私は、その度に「この人は、自分がやれる事がいかにスゴイ事か、その”やれる事”は他の人には出来ないことだって、わかってるんだろうか?」と何度も思ってしまった。

笹子さんは、等身大のNUUをその大きさで理解していた。
その上で、「NUUがやるべきこと」が十分に発揮できるように、その器を用意していた。当たり前のようで、難しい事。

誰かが、誰かの手伝いをする。

その時に、NUUが考えるべきことに口を出したり、仕事がかぶってしまったり、他の人がやる仕事を引き受けるのが、”手伝い”ではなくて、
それぞれが、自分がやるべき仕事がしっかり出来るように、お互いに自分の場所でがんばるのが、何かをつくりあげる時の”お手伝い”なんですね。

笹子さんが、しっかりと手伝ってくれているから、NUUが輝く。

そんな印象をうけました。

****
* 『縫う』発売記念&NUUの生まれた日ライブ &
    ライブツアー チケット予約受付中! *

笹子さんとNUUの息のあったコント…じゃなくて、ライブが楽しめる
「生まれた日」ライブ。見ないと損ですよ〜!!そして、このブログでも登場したミュージシャンの皆さんも多数参加されます!!

■ NUU『縫う』アルバム発売!そして『うまれた日』ワンマンライブ

■ 2007年6月17日(日)
■出演 NUU(うた)、笹子重治(ギター)、夏秋文彦(ピアノ)
    黒川紗恵子(クラリネット)、渡辺亮(パーカッション)、高井亮士(ウッドベース)
■会場 草月ホール http://www.sogetsu.or.jp/hall/index.htm 
   東京都港区赤坂7-2-21 草月会館内
■時間 開場16:00/開演17:00
■料金 中学生以上 前売3,700円/当日4,000円(整理No.付)
   小学生以下 前売1,800円/当日2,000円(整理No.付)
   *2才以下無料
【チケット扱い】
★ネット予約&販売 
 前売チケットご希望の方は、「にじいと」までメールにて、
件名「6/17草月ホール予約」、1.お名前、2.希望枚数、3.ご住所、4.連絡可能な電話番号、5.返信用メールアドレス、以上をお書き添えの上、下記メールアドレスからお申し込みください。追って、代金のお支払い方法等をメールにてお知らせいたします。
にじいとレーベル nuu-info@nuu-nuu.com
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その他、大阪、名古屋、奄美大島、喜界島、沖縄、浜松、尾道、広島、松山、岡山、金沢など各地をまわる『縫う』発売記念ライブツアーも予定しています!

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by recdiary | 2007-06-11 04:02

アルバム発売!!

NUU5枚目のアルバム『縫う』が発売となりました!!

にじいろの傘 と NUUの笑顔 が目印です
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お店で、みなさんをお待ちしています!
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by recdiary | 2007-06-07 09:20

マスタリング完了!  

記録スタッフがお届けするNUU『縫う』レコーディング日記。
レコーディング風景をちょっとずつ皆さんにお送りしております!

5月11日  

六本木のスタジオにて、マスタリング。

今までバラバラだった曲達を『縫う』というアルバム用に一つにまとめてゆく作業。

参加したのは、NUU、笹子さん、夏秋さん、ミキサーさんの犬塚さん、依田さん、マスタリングエンジニアの石橋さん。

1曲、1曲が持っているそれぞれの雰囲気を大切にしながら、11曲全体を一つの空気で覆ってゆきます。
楽しい曲も、しっとりした曲も、明るい曲も入っているこのアルバム。マスタリングエンジニアの石橋さんは
一人一人の個性を伸ばしながらクラス全体をまとめる先生…といったところでしょうか。

そして全体の雰囲気が出来上がったら、今度は曲と曲の間の空白の秒数を決めてゆきます。

前の曲の音が消えてから、次の曲の最初の音が入るまでの間隔。

これが、案外、大切なんですね。

どのくらいの「間」があると、気持ちがいいか?というのをみんなで考えながら決めてゆく。

ここは1秒…。いや、2秒…。
この曲とこの曲の場合は3秒か…それとも…。

秒単位での作業。みんなが気持ちを研ぎすませて、考えました。

曲ができて、曲の間も決まったら、皆さんにお届けするCDの元となる
「マスター音源」(原盤)を作ります。

1曲目から、11曲目まで。
すべてがしっかりと入っているかどうか、全員でスタジオに入ってアルバムを聴きました。
アルバム『縫う』が始めて音になります。

左右にあるスピーカーの真ん中の席に座るNUU。
みんな静かに、全ての音に耳をすます。

最後まで、聞き終わったところで、椅子に座っていたNUUがこちらを振り向いた

「ありがとうございました〜」

その瞳からは涙、涙、涙…。

「聞いてたら、みんなの事を思い出しちゃって…。小春ちゃんとか。麦っ子の子供たちと録音したのとか、あとひっく、ひっく、ぐ、うぐ、みんなありがとうううう うえーんうわーん」

途中から言葉にならず。
できあがった原盤に参加者みんなのサインを入れて、ついに、ついに完成!

沢山の人がNUUの唄を中心に、色々な形でつながって、つながって、出来上がったアルバム『縫う』。

あの曲も、この曲も、まだ皆さんの知らない曲も入っています!!


今日、6月6日、リリースです!!



*********

* 『縫う』発売記念&NUUの生まれた日ライブ &
    ライブツアー チケット予約受付中! *

アルバム発売まであと少し!! 
そして、アルバム買ったら、やっぱりライブでしょう!!
6月17日(日)に、アルバム『縫う』発売記念&NUUのうまれた日ライブが青山 草月ホールで開催されます。NUUのお誕生日ライブは、年に一度だけ。どうぞみなさん、おそろいで!

その他、大阪、名古屋、奄美大島、喜界島、沖縄、浜松、尾道、広島、松山、岡山、金沢など各地をまわる『縫う』発売記念ライブツアーも予定しています!

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by recdiary | 2007-06-06 08:42

「すっぽんぽん」トラックダウン そして、曲順決め!

記録スタッフがお届けするNUU『縫う』レコーディング日記。
レコーディング風景をちょっとずつ皆さんにお送りしております!

ついに、アルバム発売日が明日!となりました〜!!
発売後には、「NUUに聞く、アルバム全曲紹介」もアップする予定です。
ぜひお手元において、楽しんでもらえたらと思います!

そして、日記はいつも通りにつづきます…

5月8日  「すっぽんぽん」のトラックダウン。

トラックダウンとは、録音した楽器の音や声を全てあわせて最終的な「曲」の状態を作り上げる作業。つまりCDでみなさんに聞いて頂く音を作る作業です。

この日は「すっぽんぽん」の作曲家であり、アレンジも担当して下さった谷川賢作さんがチェックのため、スタジオにやってきました。そして、ドアを開けて入ってきた谷川さんはなんと、

髪型が変わっていました!

先日のベートー・ベン的なカーリーヘアーから、すっかり短くなっている!

わー!全然違う〜!!、と驚くNUUと笹子さんを見て、

「びっくりさせようと思ってさ〜。でも、この”変身”って髪が伸びてないとできないから、半年に一回ぐらいしかできないんだよね。たまにしかできないから。貴重ですよ〜」

と言う。谷川さんが入ってきた瞬間から、部屋中に楽しい空気が広がってゆく。
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ショートな谷川賢作氏を囲んでの1枚

そして「すっぽんぽん」のトラックダウン。

谷川さんが
「一カ所、音を抜きたいところがあるんだけど…」
という。

曲を作っていく過程を考えると、つい、
もう出来上がっている演奏と、声をどんな風に重ねてゆくか?
という事に考えがいってしまうけど、

適切に音を消す

というのも、曲の印象を作る上で大きな役割を果たすと気がつく。

音を抜くことで、
NUUが唄う「すっぽんぽん」が持っている元気さと、明るさに、
ちょっとした”可笑しさ”がまた加わる。

プラスするだけでなく、マイナスすることで、プラスになる感じ。すごい。
足したり、引いたり、こうしたら面白いかな? どうなるかな?というアイディアが混ざって、出来上がっていった。

作業が終わってから、しばしおしゃべり。NUUって即興がすごいよね、という話になる。体の中から物語が溢れてくるNUUの即興唄に、興味津々の谷川さん。

笹子さん「NUUは吟遊詩人的なんですよね。どんどん言葉が生まれてくる感じが」
賢作さん「”せっけん”すごいよね。こんなの作っちゃって…。うらやましいっ。くやっしいな〜。一緒にやってみたいよね〜」
笹子さん「ショーロクラブのベース沢田さんとNUUの即興対決を見たいんだよなあ〜。リハなしで。もう、その場でお互い即興で勝負!とか」

と、みんな好き勝手な感想を述べていました。

谷川さんが帰られた後、NUUと笹子さんでアルバムに収録する曲順を決める。
11曲を気持ちよく聞いてもらうために、どうすればいいか?どんな音で終わった曲の次には、どんな音で始まる曲にするのか。二人はアイディアを出しあって決めてゆく。

NUUが手にしたノートには、曲順のメモが書かれている。並べたり、もう一度やり直したり。やじるしで順序がかえてあったり。自分のアルバムを皆さんに一番いい状態で届けられるように、じっくりと考えが練られている。唄だけでなく、全部の作業に心を込めるNUUらしさが見えました。

そして、「小鳥とさるすべり」で始まり「すっぽんぽん」で終わる。という流れが完成。

実際に並べて聞いてみると、もう、最初からこの順番しかなかったのでは?と思うほどに、ぴったり。

先日、出演したラジオのDJの方に
「いや〜、”ちゅん”で始まって、”ぽん”で終わるアルバムって始めて聞きましたよ〜」
と言われたとか。

アルバムリリースはついに明日です!!

みなさんも”ちゅん”から”ぽん”まで、楽しんで下さいっ

つづく

*********

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アルバム発売まであと少し!! 
そして、アルバム買ったら、やっぱりライブでしょう!!
6月17日(日)に、アルバム『縫う』発売記念&NUUのうまれた日ライブが青山 草月ホールで開催されます。NUUのお誕生日ライブは、年に一度だけ。どうぞみなさん、おそろいで!

その他、大阪、名古屋、奄美大島、喜界島、沖縄、浜松、尾道、広島、松山、岡山、金沢など各地をまわる『縫う』発売記念ライブツアーも予定しています!

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by recdiary | 2007-06-05 09:32

松浦さんの言葉が届く。

記録スタッフがお届けするNUU『縫う』レコーディング日記。
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5月8日

高津スタジオにてトラックダウン。


やってきたNUUが
「今日、松浦さんから帯に載せる言葉が届きました!」
という。

「帯」というのは、CDのパッケージの左横に入っている縦長の紙、あれのことです。

今回のアルバム『縫う』の中にも収録されている曲「うためうた」のタイトルも考えてくれた中目黒COW BOOKS主宰、雑誌「暮しの手帖」編集長で、文筆家の松浦弥太郎さん。

彼が今回のアルバムに添える言葉をプレゼントしてくれたのでした。

はい。とNUUが鞄の中から出したのは、縦型の封筒。
封筒の上部には速達の赤いはんこ。そして、書留のはんこも。

アルバム収録曲が全て録音し終わってから松浦さんの手元に音源を送り、
CDのジャケットの印刷に間に合うように文章を考えてもらう。
松浦さんに与えられた時間はそれほどわけでは、ありませんでした。

でも、
松浦さんは、封筒に入れて、宛名を書いて、NUUがちゃんと受け取れるように、書留にして
送ってくれたのです。


急いでいるなら、
メールだっていいじゃないか。
電話だっていいじゃないか。


もちろん、それでも届きます。
けれど、その言葉は
手紙という形で、NUUの手元にやってきました。

実際にこの封筒が配達されてきたとき、
郵便屋さんから受け取った時、
NUUは、すごく嬉しかったという。

玄関先で受け取って、

封筒の文字をじっと見る。

なんとなく、立ったままあわてて見るのがいやで、

他の仕事を終わらせて、しっかりと正座して、
気持ちを落ち着けてから封を切った。

そこには、

ほんとに短い言葉。



松浦さんの丁寧な仕事が
しっかりとNUUの手に届く。

アルバムの一部がこんなやりとりで出来てるなんて
知りませんした。

あさって、6月6日発売です!!

お店に行ったら、ぜひ帯の文字も
読んでくださいね。

全てがすっと収まるような

そんな言葉です。

つづく


*********

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by recdiary | 2007-06-04 08:52

ミキサーさん

記録スタッフがお届けするNUU『縫う』レコーディング日記。
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今日は、音楽作りにかかせない「ミキサーさん」について。

レコーディングスタジオには、「卓(タク)」と呼ばれる作業スペースがあります。そこには、沢山の機械が詰め込まれていて、マイクで集めた音を一番良い状態で保存する為の色々な機能がある。そして、それを操作することのプロフェッショナルの方がいて、その方のことをミキシングエンジニア(ミキサー)さん。というのです。

今回のレコーディングでは、犬塚博子さんと依田慶子さんという二人の女性が担当しました。

実際にレコーディングが行われている最中、お二人に話を聞くチャンスというのは、ほとんどありませんでした。なぜならば、ずっとお仕事をされているからです。

誰よりも先に準備を始めて、終わったらスタジオの中を元通りにして最後に出る。ミュージシャンの方の演奏の合間にはマイクを直したり、音を調整したりの準備がありますし、人が入れ替わったり、楽器が変われば、マイクの位置も音のセッティングも変更しなければなりません。そしてもちろん演奏中は、神経をとがらせて、マイクにノイズが入っていないか?ちゃんとバランス良く録音できているか?などを聞き取らなければなりません。

もう、とにかくずっと働いているのです!

そんなわけで、お二人にお話を聞けたのは最後の日になってからでした。

「すごく段取りがいいレコーディングだった。予定通りだったし、何よりいい雰囲気で進んでたよね。それって当たり前のようですごく難しいんだよ。段取り良くやるためには、しっかり準備をしておく必要があるからさ。NUUちゃんと笹子さんがしっかりとスケジュールを作って準備をしていたから、できたんだと思うよ」と言っていたのは4枚目のアルバム『あかり』でもお世話になった犬塚さん。

なるほど。私から見ると当たり前のように進んでいたレコーディングだけど、ミュージシャンの方に必要な時間、準備や片付けに必要な時間がきちんと整っていたから、ちゃんと進んでいたのか〜、と始めて気付く。
時間通りに進めば、イライラしたり、焦ったりすることもない。
ただ音が録音できるのが「良いレコーディング」じゃなくて、ミキサーさんも含めた全員が気持ちよく仕事できること。それもすごく大事なことなんですね。
犬塚さんは”男前”な性格のお姉さんで、困った時に頼りたくなっちゃう感じの方。テキパキしつつも、面白くて、後ろ姿がかっこ良かった。

そして、もう1人の依田さん。彼女はNUUのデビューアルバムのレコーディング、3枚目のアルバム『唄波』でもお世話になった方で、3年ぶりの感動の再会!彼女はいつもニコニコと朗らかで、ふんわりとした言葉で話してくれました。
「最初に会った頃と比べると、NUUちゃん、すごく良くなってるね。彼女自身が自由になっているというか。一緒にやっていて楽しかった〜」
と語ってくれた。

NUUの3枚目のアルバムのレコーディングの時、
マイクの前に立ったNUUが、思うように唄えない日があったという。

そのとき、

「じゃあ、ちょっとだけ休憩して、それからやってみようか」

と声をかけたのが依田さんだったという。

NUUにとって、その瞬間のやさしさが、どんなに嬉しかったか。
考えるとじん…ときてしまいました。

演奏したり、唄ったりする人の気持ちをほぐすこと。
実は、これも、ミキサーさんの大切なお仕事のうちの一つなのです。

レコーディング中、みんなそれぞれの仕事に夢中になる。
そうすると、一人一人の歯車が合わなくなってぎくしゃくしてしまう事も、もちろんある。そんな時に、ちょっと声をかけたり、気持ちを盛り上げたりすることができるのがミキサーさん。

犬塚さんも、依田さんも
音を作るだけでなく、参加する人たちがいい音を出せる(唄える)環境づくりもしっかり心を込めてやっているように感じました。

実際にどんなバランスで音を録音したのか?
NUUの声をどんな風に録音したのか?

そういったプロの事は私には一切わかりません(すみません)。
でも、とても素晴らしいお仕事をされていることは、
間違いないです!
*********

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    ライブツアー チケット予約受付中! *

アルバム発売まであと少し!!そして、発売記念ライブもあと少し!!

6月17日(日)に、アルバム『縫う』発売記念&NUUのうまれた日ライブが青山 草月ホールで開催決定。その他、大阪、名古屋、奄美大島、喜界島、沖縄、浜松、尾道、広島、松山、岡山、金沢など各地をまわる『縫う』発売記念ライブツアーも予定しています!

ライブの詳細、ご予約は「NUUオフィシャルHP」からどうぞ。
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by recdiary | 2007-06-03 11:19

「スープ食べよう」に、原田郁子さん、ハナレグミさん登場!

記録スタッフがお届けするNUU『縫う』レコーディング日記。
レコーディング風景をちょっとずつ皆さんにお送りしております!

5月2日

高津のスタジオに、原田郁子さんとハナレグミさんがやってくる。
「スープ食べよう」にコーラスで参加してくれることが決まったのです!!

NUUは以前からクラムボンとハナレグミの大ファン。

原田郁子さんとの出会いはNUUのラジオ番組「さびしさ研究所」。NUUが”原田さん好き”と知った番組ディレクターが「それならば」とゲスト出演を依頼したのがきっかけでした。番組でもとても楽しい時間を過ごし「いつか一緒にやりたいね」と話をしていた人。
そして、ハナレグミさんとの出会いは沖縄。NUUがハナレグミファンだと知っていたNUUの友達からのご紹介で、その時ちょうど沖縄にきてたハナレグミさんと2人でシークレットライブを行ったのがきっかけでお知り合いになり、「また一緒に…」と思っていた人。

今回のアルバムではNUUのその2つの夢が一度に叶ってしまった…というわけです。


スタジオにやってきて、しばしおしゃべり。のんびりとした雰囲気の中、
二人に「スープ食べよう」を1回通して聞いてもらいます。

聞き終えたところで、どの部分にコーラスを入れてもらいたいのかを笹子さんが説明。「コーラスって言っても、ちゃんと重ねてほしい、とかではなくて。お二人に自由に唄って頂ければけっこうですから…」
そして早速レコーディング開始!となり、スタジオのドアを開けた時、目の前にあったのは

数々のパーカッションやドラムセット。

「うわ〜!!太鼓がいっぱいある〜!!」

と、叩き始める二人。すっごく楽しそう。マイクのセッティング等を行う間、スタジオ内に置いてある数々の太鼓を叩く!叩く!そして唄い踊る!

唄入れを始める前に、力を使い果たしちゃうんじゃないだろうか…と心配になるぐらい元気一杯にはしゃぐ二人。そして、コーラスの録音を始めました。

すると、さっきまでのパーカッションで喜んでいたテンションそのままに、唄のなかではしゃぎまわりはじめました!スタジオの中で飛んだり、はねたり、手を振ったりしながら、NUUの唄にあわせて思い思いの言葉や音を加えてゆく二人。

楽しい空気がどんどん生まれてきます。

最初、NUUの中から生まれてきた「スープ食べよう」という唄。
そこに、センチメンタル・シティ・ロマンスによって”美しい夕焼け色”の風景が描かれて、今日、原田郁子さんとハナレグミさんによって、その風景の中に、走り回る子供の姿がより一層はっきりと浮かんできました。

いっぱい遊んで、いっぱい走って、お母さんと美味しいご飯の待つお家へ向かう子供の姿。

ついさっき1回聞いただけなのに、二人の頭の中には「スープ食べよう」イメージが唄いながらどんどん広がっている様子。”自由に唄ってください”って言われても、あそこまで”自由”にできるのは、きっとこの二人だから。本当に唄うのが好きな人たち。素敵な唄を楽しんで作れる人たち。NUUも笹子さんも大満足です。想像以上のコーラスがあっという間にできあがりました。。

「こういうコーラスだったら、いくらでも出来るよ!すごい楽しかった〜」と本人たちも楽しんでくれた様子です。

凡人の私には想像できないぐらいバラエティーに富んだコーラス。
言葉一つ一つが本当にかわいいです。ぜひCDを良く聞いて確認して頂きたい。
私は「さめちゃうよ〜」が好きです。あと「ぐつぐつ」。
どのあたりでどちらが言っているかは、聞いてからのお楽しみ!探してみてください〜。

レコーディングを終え、お茶を飲みなが少しおしゃべり。
二人にNUUの印象を聞いてみると、
ハナレグミさんは

「ツチノコだね!」

という。

私とNUUの頭の中にはあの、不思議な形のナゾの生き物が浮かぶ。ツチノコ…??

「違う。土の子。大地の子。元気一杯のどろんこで遊んでる子だね〜」

よかったツチノコじゃなくて。

そして、原田郁子さんは

「なんかね〜、私と同じにおいがするね〜。風の子だね〜。きっと走り回って遊んでたね」

とのこと。

どちらかというと、お二人のほうが土の子で風の子のような気が…と思ってしまった私です。

そして、元気一杯な二人は「あの太鼓、ほしいなあ〜」と言いながら帰っていったのでした。
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つづく

*********

* 『縫う』発売記念&NUUの生まれた日ライブ &
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アルバム発売まであと少し!!そして、発売記念ライブもあと少し!!

6月17日(日)に、アルバム『縫う』発売記念&NUUのうまれた日ライブが青山 草月ホールで開催決定。その他、大阪、名古屋、奄美大島、喜界島、沖縄、浜松、尾道、広島、松山、岡山、金沢など各地をまわる『縫う』発売記念ライブツアーも予定しています!

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by recdiary | 2007-06-02 10:57

「あけび」   〜NUUの唄入れ〜

記録スタッフがお届けするNUU『縫う』レコーディング日記。
レコーディング風景をちょっとずつ皆さんにお送りしております!

アルバム『縫う』のレコーディング記録係として、その様子を見たり、ミュージシャンの方にお話を伺ったりするためにスタジオに通っていたのですが、事前に「来てください」と言われた日程の中にNUUの唄入れの日が入っていませんでした。

きっと、唄入れは緊張感が大切で、部外者を入れない環境で行われるのだろう。私のような関係ない人が座ってたりすると気が散っちゃうから呼ばれないんだろうなあ。
と、勝手に解釈して、お邪魔していなかったのですが、後日NUUより「すっかり忘れていた!見に来てもらえば良かった!!」と言われてしまいました。「参加してくださったミュージシャンの皆さんにインタビューをして欲しいって事ばっかり考えてて、自分も取材される対象だってことを忘れてました…」とのこと。あら。残念。

そんなわけで、後日改めて「唄入れ」についてNUUに話を聞いてみました。

唄入れの日。
NUUはよく変な夢をみて目覚めたり、朝、ちょっと気になることがあって、それが頭から離れなくなったりするらしい。そしてスタジオへ向かう電車の中で「あ〜。今日はちょっと変な朝だったから、上手く唄が唄えないかもしれない」と、思ってしまったりするというのだ。

でも、実際にスタジオに入って、ストレッチをして、声を出してゆくうちに、唄の世界に入っていって、自分が調子悪かったことも忘れてしまう。そして唄うとすっかり気持ち良くなって、いい気分でレコーディングを終えるんだそうです。

つまり、

すごおく緊張してレコーディングに臨んでいるっていう事ですね。

NUUはステージでも、レコーディングでもみんなを笑わせたり、和ませたり、気遣いの細やかな女性だなあと感じてはいたのですが、やっぱり自分の唄入れの時には、そういう側面ではなく、唄を唄うことに集中している…ということが見えてきました。

唄うこと。
それは彼女にとって当たり前であり、仕事であり、好きな事であり、でも、不安も、疑問も抱えていて、それをしっかり乗り越えてやっている。私たちが聞いているのは、そういう”乗り越えた”声なんだよなあ、と感じました。

NUUのそういった”唄うプロ”としての側面を一番近くで見ているプロデューサーの笹子さんに「スタジオに来た時に調子悪い、って聞くと心配になりませんか?」聞くと「NUUは自分の唄入れの日は、いつも”調子悪い”っていいながら来るから、もう聞きません。気にしない。ウソばっかり!と言いたくなるような、いい唄を唄うんだから、この人は」
と、すっかり慣れっこの模様。。この放任な感じが、二人の信頼関係の強さを物語っています。

もちろん唄ってすぐOKになる曲も、何回か唄いなおして、やっと納得のいく仕上がりになる曲もあるわけですが、笹子さん曰く「ほとんど最初か、2、3回目のテイクでOK。あとは本人が”納得できない!!”と言うときにもうちょっとやりますけど…。でもそれほど手こずるということは、ないですね。ライブでしっかりとベースができているから、同じようにいい唄を唄ってます」と太鼓判でした。


***

そして、今までレコーディング日記に登場していなかった曲「あけび」は、
NUUの声と、笹子さんのギターだけで唄入れの日に録音されました。

NUUと笹子さんは、別々の小さなブースに入っての録音。

そこのスタジオはそれぞれの場所から他の人がいる場所が見えないので、お互いの顔が見えない状態で演奏しなければなりません。しかも「あけび」は唄いだしと演奏の始まりがほぼ同時。

私は現場にいなかったのですが、NUUによると、
「唄い始める前に、私が息をすったそのブレスの音を聞いて、バッチリのタイミングで笹子さんが弾き始めてくれたんです。合図も、カウントもなしでやれたの。見せたかった〜」とのこと。はい、見たかったです。

今回のアルバム『縫う』の中で、笹子さんのギターだけでNUUが唄っているのは「あけび」だけ。NUUが普段のライブで唄っている雰囲気を味わえます。

楽器が沢山入ってゆくことで、世界が広がるのと同じように、
音をシンプルにすることで、世界が広がることもある。

言葉一つ一つの美しさが映える一曲になりました。

つづく

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6月17日(日)に、アルバム『縫う』発売記念&NUUのうまれた日ライブが青山 草月ホールで開催決定。その他、大阪、名古屋、奄美大島、喜界島、沖縄、浜松、尾道、広島、松山、岡山、金沢など各地をまわる『縫う』発売記念ライブツアーも予定しています!


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by recdiary | 2007-06-01 11:28