記録スタッフがお届けするNUU『縫う』レコーディング日記。
レコーディング風景をちょっとずつ皆さんにお送りしております!
5月2日
高津のスタジオに、原田郁子さんとハナレグミさんがやってくる。
「スープ食べよう」にコーラスで参加してくれることが決まったのです!!
NUUは以前からクラムボンとハナレグミの大ファン。
原田郁子さんとの出会いはNUUのラジオ番組「さびしさ研究所」。NUUが”原田さん好き”と知った番組ディレクターが「それならば」とゲスト出演を依頼したのがきっかけでした。番組でもとても楽しい時間を過ごし「いつか一緒にやりたいね」と話をしていた人。
そして、ハナレグミさんとの出会いは沖縄。NUUがハナレグミファンだと知っていたNUUの友達からのご紹介で、その時ちょうど沖縄にきてたハナレグミさんと2人でシークレットライブを行ったのがきっかけでお知り合いになり、「また一緒に…」と思っていた人。
今回のアルバムではNUUのその2つの夢が一度に叶ってしまった…というわけです。
スタジオにやってきて、しばしおしゃべり。のんびりとした雰囲気の中、
二人に「スープ食べよう」を1回通して聞いてもらいます。
聞き終えたところで、どの部分にコーラスを入れてもらいたいのかを笹子さんが説明。「コーラスって言っても、ちゃんと重ねてほしい、とかではなくて。お二人に自由に唄って頂ければけっこうですから…」
そして早速レコーディング開始!となり、スタジオのドアを開けた時、目の前にあったのは
数々のパーカッションやドラムセット。
「うわ〜!!太鼓がいっぱいある〜!!」
と、叩き始める二人。すっごく楽しそう。マイクのセッティング等を行う間、スタジオ内に置いてある数々の太鼓を叩く!叩く!そして唄い踊る!
唄入れを始める前に、力を使い果たしちゃうんじゃないだろうか…と心配になるぐらい元気一杯にはしゃぐ二人。そして、コーラスの録音を始めました。
すると、さっきまでのパーカッションで喜んでいたテンションそのままに、唄のなかではしゃぎまわりはじめました!スタジオの中で飛んだり、はねたり、手を振ったりしながら、NUUの唄にあわせて思い思いの言葉や音を加えてゆく二人。
楽しい空気がどんどん生まれてきます。
最初、NUUの中から生まれてきた「スープ食べよう」という唄。
そこに、センチメンタル・シティ・ロマンスによって”美しい夕焼け色”の風景が描かれて、今日、原田郁子さんとハナレグミさんによって、その風景の中に、走り回る子供の姿がより一層はっきりと浮かんできました。
いっぱい遊んで、いっぱい走って、お母さんと美味しいご飯の待つお家へ向かう子供の姿。
ついさっき1回聞いただけなのに、二人の頭の中には「スープ食べよう」イメージが唄いながらどんどん広がっている様子。”自由に唄ってください”って言われても、あそこまで”自由”にできるのは、きっとこの二人だから。本当に唄うのが好きな人たち。素敵な唄を楽しんで作れる人たち。NUUも笹子さんも大満足です。想像以上のコーラスがあっという間にできあがりました。。
「こういうコーラスだったら、いくらでも出来るよ!すごい楽しかった〜」と本人たちも楽しんでくれた様子です。
凡人の私には想像できないぐらいバラエティーに富んだコーラス。
言葉一つ一つが本当にかわいいです。ぜひCDを良く聞いて確認して頂きたい。
私は「さめちゃうよ〜」が好きです。あと「ぐつぐつ」。
どのあたりでどちらが言っているかは、聞いてからのお楽しみ!探してみてください〜。
レコーディングを終え、お茶を飲みなが少しおしゃべり。
二人にNUUの印象を聞いてみると、
ハナレグミさんは
「ツチノコだね!」
という。
私とNUUの頭の中にはあの、不思議な形のナゾの生き物が浮かぶ。ツチノコ…??
「違う。土の子。大地の子。元気一杯のどろんこで遊んでる子だね〜」
よかったツチノコじゃなくて。
そして、原田郁子さんは
「なんかね〜、私と同じにおいがするね〜。風の子だね〜。きっと走り回って遊んでたね」
とのこと。
どちらかというと、お二人のほうが土の子で風の子のような気が…と思ってしまった私です。
そして、元気一杯な二人は「あの太鼓、ほしいなあ〜」と言いながら帰っていったのでした。
つづく
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